12月 4th, 2011 2:13 PM
旨いものを食べた、とか美味しいレシピの紹介ではありません。一日二食にしてからもう一年余りたったのだ、ということにふと気がついたので、その話です。
最初は2年ぐらい前に夕飯をほとんど食べない、ということをやってみました。40代の半ばぐらいまではいつも猛烈な食欲があって、ブタのように食べ、いつも頭の中には食べたいものリストが掲示されていました。電飾看板のように。空腹になると他のことは何も考えられない。それが結構年をとってみると思いがけないことに収まってきたので、一食ぐらい抜いても平気じゃないか?と思い、試みてみたところ、何とかいけそうでした。腹が減って眠れない、ということもなかったし。それで、試みは成功した、ということでまた三食に戻しました。そうしたら今度は一日中満腹の状態が続くようになってしまったので、今度は昼飯を抜いて見ようとトライし、そのまま現在に至ります。
朝と夜だけ。
ほぼ12時間ごとに食べます。量はそれほど多くはありません。ご飯なら一膳だし、食パンなら2枚、あとはおかず少々。
麺類の時は、好きなのでどうしても多めになります。
このことを話すと、「体に悪いからやめろ」とか「何か少しでも腹に入れなくっちゃだめだ」とよく注意されます。
しかしこれまでの所これで具合が悪くなった、ということもないし、一回一回の食事がおいしくいただけるので続けています。食物に対する感謝の念も深まったように思います。ここが自分にとって最も嬉しい点です。それにしても飲んだ翌朝の一杯の水ほど旨いものはないと常日頃感じています。"Hunger is the best sauce."とも言うのだし、美食を目指すのであれば、贅をこらしたメニューを追求するよりも、少しばかり食べる量を減らした方が、早道なのではないかと思います。年をとれば味蕾の数も減るのだし。真実はとてもシンプル。ローマ帝国の皇帝の内、初期の頃の方には、途方もないグルメでありつつも、年老いて人手を煩わせなくては生きてゆけない、となった時には、自ら食を断って、死に赴いたという方が何人もおられたようです。
この時代の一種のたしなみでありました。自分には到底無理だとは思いますが、憬れます。とそんなこんなを書いていたら、以前にもこんなこと書いたな、と思い出し、ブログをさがしていたらありました。
年寄りの、忘れやすい、同じことをくどくどと何度も言う、という特徴がいよいよ我が身にも備わってきたようです。